ベガ
| 日付 | 開催 | レース名 | G | 距離 | 着順 | 騎手 | link |
| 1993/01/09 | 京都 | 4歳新馬 | – | 芝1800 | 2 | 橋本 | |
| 1993/01/24 | 京都 | 4歳新馬 | – | 芝2000 | 1 | 武豊 | |
| 1993/03/13 | 阪神 | チューリップ賞 | O | 芝1600 | 1 | 武豊 | 1 |
| 1993/04/11 | 阪神 | 桜花賞 | Ⅰ | 芝1600 | 1 | 武豊 | JRA |
| 1993/05/23 | 東京 | オークス | Ⅰ | 芝2400 | 1 | 武豊 | JRA |
| 1993/11/14 | 京都 | エリザベス女王杯 | Ⅰ | 芝2400 | 3 | 武豊 | JRA |
| 1993/12/26 | 中山 | 有馬記念 | Ⅰ | 芝2500 | 9 | 武豊 | JRA |
| 1994/04/03 | 阪神 | 産経大阪杯 | Ⅱ | 芝2000 | 9 | 武豊 | 1 |
| 1994/06/12 | 阪神 | 宝塚記念 | Ⅰ | 芝2200 | 13 | 武豊 | JRA |
ベガ(欧字名: Vega、1990年3月8日 – 2006年8月16日)は、日本を代表する名牝サラブレッドである。北海道・社台ファーム早来で生産され、馬主は吉田和子氏、調教師は栗東の松田博資が務めた。父は1988年の凱旋門賞馬トニービン、母はノーザンダンサー直仔アンティックヴァリューという欧州血統に、サンデーサイレンス系を配した良血である。
脚部の内向という先天的欠点を抱えながらも、早来での入念な調教と坂路トレーニングによりその弱点を克服しデビューへとこぎつけた。デビューは2歳9月の新馬戦(阪神芝1600m)。道中は中団やや後方から進め、直線で鋭く外に持ち出すと一気に差し切り快勝した。続く2戦目の2歳未勝利戦も圧勝し、クラシック候補として注目を集めた。
3歳春最初の重賞はチューリップ賞(OP・阪神芝1600m)。レースでは道中2番手追走から抜け出し、2着馬に1馬身以上の差をつけて優勝。勢いそのままに臨んだ桜花賞(GI・阪神芝1600m)では1番人気に支持された。レースはスローペースの前半からペースアップした中団のインを確保し、勝負どころで仕掛けるとラスト3ハロン37.7秒の末脚で先頭を捉え、1馬身差の完勝を飾った。続く優駿牝馬(オークス、GI・東京芝2400m)でも中団追走から持ち前の末脚を発揮し、直線で抜け出して1馬身3/4差をつけて快勝。これにより春の牝馬二冠を達成し、JRA賞最優秀4歳牝馬に選出された。
二冠後はスピードとスタミナを買われて牡馬混合戦線へも挑戦。宝塚記念(GI・阪神芝2200m)では4着に敗れたものの、持病の骨瘤悪化によりレース後に骨折が判明し、以降の調教で疼痛が残ったため現役を引退。通算成績は9戦4勝、2着2回、3着1回、獲得賞金約3億1300万円に達した。
引退後はノーザンファームで繁殖牝馬となり、2002年に初仔アドマイヤベガ(Admire Vega、父サンデーサイレンス)を出産。アドマイヤベガは日本ダービーを制覇し、母の血を受け継いでクラシックで存在感を示した。さらに3番仔アドマイヤドン(Admire Don、父ティンバーカントリー)はJBCクラシックを3連覇し、ダート界で不動の地位を築いた。ベガはこれらの産駒を通じて繁殖牝馬としても日本競馬界に多大な貢献を果たした。
2006年8月16日、クモ膜下出血により急逝。享年16。脚部のハンデを抱えながらも克服し、牝馬クラシック二冠と名牝系の礎を築いた功績は今日に至るまで競馬ファンの記憶に強く刻まれている。彼女の血は母系を通じて現在も多くの競走馬に受け継がれ、日本牝系の発展に大きく寄与している名牝である。
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